EMBA Essenceは、実践的な経営を学んでいただき、企業の変革をリードできる人材を養成する、エグゼクティブ向けのノンディグリープログラムです。実務にも精通した早稲田大学ビジネススクールの教授陣だけでなく、企業経営者からも直接、経営の要諦について学べる内容となっています。他社の幹部候補生との議論を通じて、視野を広げ、お互いからも学ぶと同時に、変革を推進する「同志」となる人脈作りにも資することになります。
次世代経営幹部に必要な知見・知識の要点を押さえつつ、最先端の考えを含めて総合的に学び、個別指導を通じて自社の文脈に落とし込みます。
日本語と英語の両言語で学ぶコースです。経営者に必要な知識のポイントを日本語で押さえつつ、国内外のトップレベル講師の講義、海外メンバーとのジョイントディスカッションを通じて異文化環境下での学びを国内に居ながらに行い、次世代グローバル・リーダーに必要な知見・知識・考え方を総合的に学びます。
日本企業の最大の課題は成長ですが、企業が成長を取り戻すには、イノベーションを通じて新しいサービス、顧客価値やビジネスモデルを創造しなければなりません。また、その変革は、社会価値を創造しながら、経済価値をも創造するというCreating Shared Value(CSV)の精神に基づくことが要求されています。当プログラムにおいては、「日本の企業変革」をメインテーマとし、変革をリードすることができるこれからの経営人材を育成することを目指しています。
コロナ禍とデジタル化の進行に伴い、世界の環境変化は益々激しくなってきており、日本の企業変革を進めることは喫緊の課題になってきています。本プログラムにおいては、各科目、講義ともこのメインテーマに沿う内容を扱うことで、企業が経営革新を行っていく方向性を示していきたいと考えています。EMBA Essenceでの学びを通じて、受講された皆様が変革をリードすることができる経営人材となり、日本のビジネス界を牽引する存在となることを心から期待しています。
上級幹部候補生がおさえるべき経営学の分野を、広範かつ効率的にカバーする講義内容をカリキュラムとして提供しています。
多様な企業から選抜された上級幹部候補生たちとのディスカッションという他流試合を重ねることで
視野が広がり、生涯の財産となる人的ネットワークを築く場を提供します。
トップ経営者との対話の機会を提供することで、
将来のリーダーとしての視点を獲得する機会を併せて提供します。
自らが属する企業の中長期経営計画や新規事業計画などを経験豊かな教授陣から個人指導を受けることで
具体的に書き上げていくプロセスも用意しています。(Jコース:個別指導、Gコース:自社課題議論)
海外の一流校(過去の例:スタンフォード大学、オックスフォード大学等)での講義や先駆的現地企業、
国際機関等への訪問を通じ、経営層としての視野を広げます。
企業理念、社会的使命等にも関係する古典を読むことで、
リベラルアーツへの造詣を深めるとともにモチベーション向上を促します。
※科目名および内容は変更が生じる場合がございます。予めご了承ください。
早稲田大学ビジネススクール 教授
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター研究院教授
2023-24年度の開講は、9/30(土)・10/1(日)の2日間集中講義を実施する予定です。
※スクロールバーで左右にスライド可能です。
※本スケジュールは暫定版です。日程・科目等に変更が生じる場合がございますので、予めご了承ください。
①木曜日 19:00~22:00 全面オンライン
②土曜日 9:00~12:00 または 9:00~18:00 早稲田キャンパス教室(同時配信あり)
※開講日とその翌日は、土日の2日間連続で終日講義を行います。
平日 9:00~17:00 早稲田キャンパス教室(同時配信あり)
※講義の日程・講義時間・実施方法等は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
共通集中科目・Global科目・個別指導講師一覧
EMBA-Jの共通科目、個別指導を通じて感じたのは学ぶことの喜びです。EMBAの講義は、グループ討議や受講者と講師のインタラクティブなやり取りにより進められますが、参加者全員で講義を作り上げていくEMBAの醍醐味を実感すると同時に、様々なトピックに関する深い議論を通じて学ぶことの楽しさを再認識することができました。個別指導では、卒業生を招いた生ケーススタディが最も印象に残っています。ケースの討議を通じ、目指すべきリーダー像が認識できたとともに、戦略や人材組織、マーケティングなど様々な視点で今後のビジネスに活かせるヒントが得られました。
講義で得られた経験と同じくらい収穫となったのはEMBA同期のネットワークです。業界はそれぞれ異なりますが、自身と同じ目線でビジネスに向き合っていると感じられる人が多く、講義内外の交流を通じて多くの刺激を受けました。お互いを高めあう存在として今後も交流できる仲間ができたことに感謝しています。
駐在先や近隣国でのEMBA受講を検討していましたが、コロナ禍の中、オンラインを加味したハイブリッドな講義計画を組まれ、海外からの受講も歓迎して下さった本プログラムの受講を決めました。東南アジアからの参加のため時差も気にならず、年間を通してプロアクティブに参加できました。課題図書やケース事例、それらを通し講義に対する自分の意見をまとめておく「予習」と「授業本番」、講義メモを活用した「復習」を1モジュールとすると全く余裕はありませんでしたが、知の探索と刺激の中あっという間に時間が過ぎました。
プログラムのテーマ・屋台骨は、一言で言うならば『企業変革』だったと思っています。内外の一流講師陣が多面的な角度で変革の必要性を説かれ、講義もインタラクティブに進みますので、想いを持った方には非常に応えていただける内容です。
遠方のためFacebookグループでの意見交流やZoom懇親会といったオンラインコミュニケーションを活用しながら関係を深めていきました。授業前後にはチャットが飛び交い、テーマやイシューをどう考えているか共有しつつ、各々の業界特有の悩みなどを吐露し合いました。実は抽象化してみると、特定の業界・会社に依らない普遍的なものだったりします。企業や社会の中での期待値・役割も今後一層増していくと思いますので、共感したり、アドバイスを送り合ったり、こうした関係を継続し益々交流を深めていきたく思っています。
本プログラムでは、一年間を通じ最新の経営理論を幅広く概観する一方で、成果を挙げた経営者の方々の実践的な心構えを学び、さらにEMBA-Gではグローバルの視点で日本企業の経営をとらえなおすことで、他で得難い幅広い刺激を、凝縮された時間で得ることができました。
特に私自身は自社の組織変革に関わる時期と重なり、EMBA-Gでは、戦略をつくる過程を各々事業環境の異なる他の受講生や先生と議論して視座や思考の幅を広げることができ、実務にも還元することができました。
さまざまな業種で事業運営の中枢にいる受講生と経営の幅広い領域で議論したことは、あらゆる業種を顧客とするITコンサルティングに携わる私にとって、大変有益でした。また講義中だけでなく、授業後の雑談や受講期間後の定期的な懇親など、今後もつづく関係構築が出来ました。
EMBA Essenceの特徴は、第一に、講義内容と講師陣が一流であることです。アカデミックとビジネスのバランスが十分に考慮されたプログラムで、一流の講師によるここでしか聞けない講義を受けることができます。また、毎回の講義の前に行われるミッション課題図書の共有の時間も、ビジネスパーソンとしての教養の必要性はもちろんのこと、人としての生き方について考えさせられる貴重な時間でした。また、EMBA-Jの個別指導では、私は所属企業における変革の方向性について指導を頂き、現在の仕事に反映させることができたことも大きな成果でした。
同期の受講生とは、プログラムを経る中で徐々に固い絆が生まれてきたと思います。講義のディスカッションだけでなく、普段はなかなか立場もあって周囲には共有できないような個人的な悩みや迷いなども共有し、様々な立場、見方から率直に意見を言い合える貴重な仲間を得ることができたと感じています。
早稲田大学 ビジネス・ファイナンス研究センター
上級幹部候補生(現職が部長職・上級課長職相当の方)
親族等が企業を経営し、将来的にその企業を承継する予定の方
以下、1、2の両方の条件を満たす方
1.原則として4年制大学を卒業し、10年以上の実務経験があること
2.所属する企業・団体等の推薦があること
全体の70%の科目に合格した方には、
早稲田大学総長名の「EMBA Essenceプログラム」修了証が発行されます。
30名程度(EMBA-J・EMBA-G 合計)
2023年9月下旬から1年間
早稲田大学 早稲田キャンパス26号館 他
1名/275万円(税込)
但し同一企業から複数参加の場合は割引を実施
2人目/242万円(税込)、
3人目以降/220万円(税込)
海外研修時の渡航費、宿泊費等は含まれない。
(EMBA-J、EMBA-G共にオプションを希望される方は追加料金が生じます。)
書類審査(必要に応じて面接を行う場合があります。)
EMBA-Jの方・EMBA-Gで個別指導をオプション受講される方は、
合格発表後、受講開始までに個別指導教員を第1~3希望まで申請していただきます。
(個別指導教員1人につき、原則として受講者3名以内となるよう振り分けます。
そのため、必ずしもご希望通りにならない場合もありますのでご了承ください。)
2023年7月12日(水)まで随時申し込みを受け付けていますが、選考時期は2回に分かれています。
〈締切:1)4月12日(水)、2)7月12日(水)〉
※1回目の締切で定員に達した場合、募集を打ち切る可能性があります。
(1)EMBA Essence参加申込書および
(2)最終学歴の卒業証明書(または修了証明書を)簡易書留など配達記録が残る
方法にてEMBA Essence事務局までご郵送ください。
※合格後にキャンセルされる場合、開講式の20日前から所定の手数料が発生します。
●20日~8日前まで : 受講料の20% ●7日~2日前まで : 受講料の30%
●前日 : 受講料の40% ●開講式当日以降 : 受講料の全額
EMBA Essence事務局 (株)早稲田大学アカデミックソリューション
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-12 大隈スクエアビル2階
TEL : 03-5285-0265 E-Mail : exe-edu@w-as.jp https://www.waseda.jp/fcom/wbf/
対象となるのはどのような層の方ですか?
これから会社のトップとなる、経営を担っていくことを期待されている方向けのプログラムです。年齢層としては、30代後半から50代の方までいらっしゃいます。平均年齢は45-46歳程度ですが、年齢ではなく、会社から次の経営層となることを期待されている方かどうかという点が、対象としての一つの基準になります。
どのような企業から参加されていますか?
東証プライム市場上場の大手企業の方が多いですが、ベンチャー・新興企業やファミリー企業の継承者の方も一定数いらっしゃいます。多様性のある受講者層のなかで、それぞれの違いや共通点から学んでいただけることも多いと考えています。
経営研修のプログラムは他にもいろいろあると思いますが、
他プログラムとの差別化ポイントは何ですか?
主に以下の4点だと考えています。
①テーマを「日本の企業変革」に絞っていること
②実務とアカデミックのバランスが取れた講師陣が揃っていること
③これから経営層・上級幹部となられる方が押さえるべきポイントを広範かつ効率的にカバーする内容であること
④重層的な学びの機会として、講義だけではなく、
ワークショップ・経営者との対話セッション・個別指導(EMBA-J)/自社課題セッション(EMBA-G)・
海外視察(EMBA-J)といった様々な内容を提供していること
EMBA-JとEMBA-Gにはどのような違いがありますか?
まず、共通集中科目として、両コースとも共通の月2回程度の日本語講義がメインとなっています。それに加えて、各コース専用科目を設置しています。EMBA-Jは個別指導が特徴的です。受講生の希望に応じて個別指導教員がつき、マンツーマンで年12時間まで指導を受けることができます。いわば、社外メンターのような制度です。また、海外視察もEMBA-Jの場合はカリキュラムに含まれています。EMBA-Gは専用科目として英語で行う講義と、メンバー全員で自社の経営戦略を議論する場(自社課題セッション)があります。プログラムの最後には、それぞれの考えた自社戦略をプレゼンするセッションを行います。
EMBA-Gの受講にはどの程度の英語力が求められますか?
英語力についてテストの数値などの基準を設けていません。英語での講義や質疑応答などがありますので、なかには苦労される方もいらっしゃいますが、皆さんが最終的に英語でプレゼンを行われています。このプログラムを通して英語でのコミュニケーションスキルを磨いていただきたいと考えています。
海外視察とはどのような内容ですか?
EMBA-Jはカリキュラムに含まれており、EMBA-Gはオプション料金をお支払いいただくことでご参加いただけます。EMBA-Jで海外視察を必須にしているのは、グローバルの現場に触れることでマインドセットを涵養する機会を提供することを目的としています。視察では、海外大学のMBA授業の受講、英語によるビジネスプラン発表会への参加、現地の先進的な企業への訪問および討議などを行います。これまでの視察先には、スタンフォード大学(シリコンバレー)、オックスフォード大学、バブソン大学などがあります。
受講に際しての事前準備はどの程度求められますか?
各講義によって異なりますが、ケーススタディや課題図書を指定されることが多いです。
どの講義についても、ある程度の事前準備は必須であると認識しておいていただいて差し支えありません。
早稲田キャンパスの教室に来られない場合などの
救済措置はありますか?
原則としては、ネットワーキングなどの観点から、対面講義の回は教室で参加いただきたいと考えています。
しかしながら、ご都合によって来校が難しい方もいらっしゃると思いますので、オンラインで参加いただけるようにしています。
また、一部講義では録画視聴と事後のレポート提出によってその講義については出席扱いとしています。
受講生間のネットワーキングをどのように考えていますか?
また、ネットワーキングの促進のための工夫はしていますか?
ネットワーキングとして、「経営知識」という共通言語を持って、同じ経験をするということは非常に大きなことだと考えています。色々な業界に、共通言語で議論ができる存在がいるということは、大切な財産であるのではないでしょうか。ネットワーキング促進の工夫としては、合宿*、懇親会*、グループ討議など様々な工夫をしております。またプログラムの終了後も、新しい講義や経営者対話などで、修了生の方も聴講にお招きする機会*も設けています。その際に修了生と現役生でコミュニケーションを取る機会を提供しています。
(※新型コロナウイルスの感染状況等によって開催を見送る場合もございます。予めご了承ください。)